Research in the QMST
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研究内容
理論化学(電子状態理論や統計力学に基づいて)、遷移金属元素や有機官能基、ヘテロ元素、典型金属を有する複合電子系の構造、結合性、
電子状態、反応過程、触媒作用を明らかにすることを目的としている。そのために、サイズの大きな、かつ、複雑な電子状態を持つ分子
および分子複合体の電子状態計算を可能とするような方法の開発、周囲を取り囲む溶媒と分子の相互作用、
溶媒により摂動を受けた分子の電子状態を求める方法とその解析方法の開発にも取り組んでいる。
これまで、実際に有機合成化学や触媒化学で問題となっている多くの化学反応の反応過程、反応機構の解明、
複雑な電子状態を持つ複核錯体の物性化学的理論研究、溶媒構造・溶媒効果の理論開発、溶媒内での化学種の
電子状態や反応過程の解明などで多くの成果を上げており、内外の注目を集めている。
mission 4: 大規模系の電子状態理論の開発
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電子状態理論と溶媒和理論の融合による新しい視点で
化学反応の設計と制御を目指す
Selected Publications
- 「分子軌道計算による反応の合理設計」榊茂好, 季刊化学総説No.47:有機合成化学の新潮流, IV.1節, 日本化学会編, 学会出版センター, 東京, (2000).
- 「電子状態理論による化学反応のシミュレーション-反応の理解と予測を目指して-」榊茂好, 化学と工業, 54, 799-802 (2001).
- "Theoretical Study of Rhodium(III)-Catalyzed Hydrogenation of Carbon Dioxide into Formic Acid," Yasuo Musashi and Shigeyoshi Sakaki, J. Am. Chem. Soc., 124, in press (2002).
- "Ab initio Theoretical Study of Water: Extension to Extreme Conditions," Fumio Hirata and Hirofumi Sato, in Structure and Function of Biological Systems under Extreme Conditions, Springer-Verlag, Berlin, (2001).
- 「溶媒和効果の理論:電子状態理論と液体論の結合-量子力学と統計力学と酸・塩基-」佐藤啓文, 化学と工業(化学のフロンティア2001), 54, 47-51 (2001).
その他の論文はこちら
最終更新:2002年6月23日
ページ開設:2002年6月23日