HOME >> 研究室について

研究・運営の方針

広汎な化学現象に対する我々の論理的理解は、未だ極めて限定されていると言わざるを得ません。
理論化学は、複雑な化学現象の本質を見極め、全体を俯瞰しながら、その理を明らかにすべく進める取り組みと言えます。 無限とも言える多種多様な化学現象は、少数の原理(fundamental laws)が複雑に関係しあった結果と考えられていますが、 現実の物質世界を理解する上で鍵となる『複雑な関係』が実は未だによく解っているとは言えません。 しかし筋道立てて考えることでその本質が見えてくるはずです。我々はこれを明らかにすべく、 “abstraction”(抽出、抽象化)を重視する立場をとっています。 本研究室では、多彩な理論手法を用いて様々な実際の化学現象にアプローチするとともに、 量子化学、統計力学やダイナミックス理論などを駆使した独自の理論開発を行うことで、 分子やその集団系に対する新しい概念・視座の創出を目指しています。
研究室は確立した個が集い、互いに切磋琢磨する場です。自由な発想とそれを支える基礎学力を重視し、 各人が自らに責任を持つ、主体的な姿勢が求められます。研究の進展はもちろん大事ですが、 同時に学生諸君の一人一人が研究者や技術者として将来に渡って長く活躍して行けることが何より大切だと考えています。

  • 具体的な研究内容については研究概要をご覧下さい。
  • 研究成果については発表論文をご覧下さい。

学生等の受賞・栄誉

小杉健斗

第12回分子科学討論会(福岡)2018「分子科学会優秀講演賞」

「DFTB/MM-RPMD法による溶液内プロトン移動反応に対する自由エネルギー評価」

吉田悠一郎

“The 5th International Symposium on Dynamical Ordering of Biomolecular Systems for Creation of Integrated Functions”(東京)2017 Poster Presentation Award

“A Model Hamiltonian to Evalute the Stability of MnL2n Coordination Polyhedra”

大田航

第6回CSJ化学フェスタ2016「優秀ポスター発表賞」

「Theoretical Study of Graphite Intercalation Compounds in Li, Na and K-ion Batteries」

吉田悠一郎

“The 4th International Conference on Molecular Simulation” (Shanghai) 2016 Poster Poster Award

“Potential energy landscapes of tetragonal pyramid molecules”

笠原健人

第10回分子科学討論会(神戸)2016「分子科学会優秀講演賞」

「分子性液体における拡散律速反応」

笠原健人

第19回理論化学討論会「最優秀ポスター賞」(2016)

「分子性液体中における拡散律速反応ダイナミクス」

吉田悠一郎

“The 4th International Symposium on Dynamical Ordering of Biomolecular Systems for Creation of Integrated Functions” (福岡)2015 Poster Presentation Award

“Estimating structural stability of self-assembled clusters”

松村祥宏

第7回分子科学討論会(京都)2013 分子科学会優秀ポスター賞

「溶液中における直鎖状分子の構造揺らぎのための積分方程式理論」

笠原健人

第36回溶液化学シンポジウム(札幌)2013「ポスター賞」

「SSSV 方程式の三次元化および電解質溶液への適用」

早木清吾

52nd Sanibel Symposium Superior Poster Award (2012)

“An ab initio study on an excited-state intramolecular proton transfer reaction in ionic liquids”

早木清吾

第5回分子科学討論会(札幌)2011 分子科学会優秀ポスター賞

「イオン液体中における分子内プロトン移動反応に関する理論的研究」

安東秀峰

51st Sanibel Symposium Superior Poster Award (2011)

“Wavepacket Dynamics Study on Ultrafast Intersystem Crossing of CrIII(acac)3

飯田健二

第4回分子科学討論会(大阪)2010 分子科学会優秀ポスター賞

「積分方程式理論を用いた固液界面の理論的研究 ~2D Polymer RISM方程式の導出と応用~」

城戸健太朗

第4回分子科学討論会(大阪)2010 分子科学会優秀ポスター賞

「cucurbiturilのカチオン捕獲に関する分子論的研究:統計力学と量子化学によるアプローチ」

【参考】以下、榊茂好教授研究室(平成14年5月−平成22年3月)

飯田健二

第32回溶液化学シンポジウム「ポスター賞」

「単原子電解質水溶液の並進エントロピーの濃度依存性における水の役割」

平野健司

第3回分子科学討論会(名古屋)2009 分子科学会優秀ポスター賞

「3次元溶媒和構造の解析法の開発とBacteriorhodopsinへの応用」

細谷隆史

第59回日本木材学会大会優秀ポスター賞

「電子状態計算によるセルロース熱分解におけるレボグルコサン生成機構の解明」

飯田健二

第31回溶液化学シンポジウム「ポスター賞」

「アミンによる二酸化炭素吸着についての理論的研究」

齋藤健

第2回分子科学討論会(福岡)2008 分子科学会優秀講演賞

「六配位八面体型錯体の Laporte禁制 d-d遷移 : 振動子強度の理論的評価」

早木清吾

第2回分子科学討論会(福岡)2008 分子科学会優秀ポスター賞

「RISM-SCF法に基づく金属錯体の反応における溶媒効果に関する理論的研究‐白金(II)錯体の酸化的付加反応を例に‐」

中谷直輝

48th Sanibel Symposiumでポスター賞(Graduate Student)

“Dioxygen Activation Mechanism in Fe3+ Catechol Dioxygenase: Importance of Multi-Configurational Character”

池田昌司

第1回分子科学討論会(仙台)2007 分子科学会優秀講演賞

「分子集団における化学結合の性質:新しい共鳴理論の視点から」

横川大輔

第1回分子科学討論会(仙台)2007 分子科学会優秀講演賞

「溶媒和積分方程式理論の並列化計算 〜生体分子への適用〜」

城戸健太朗

第1回分子科学討論会(仙台)2007 分子科学会優秀講演賞

「RISM理論に基づくpH効果の分子論的な解析法の開発」

安東秀峰

第1回分子科学討論会(仙台)2007 分子科学会優秀ポスター賞

「六配位鉄(II)錯体の光誘起スピン転移に関する理論的研究」

横川大輔

日本化学会年会・第87春季年会「学生講演賞」

「溶媒和における新規積分方程式理論の開発」

横川大輔

第28回溶液化学シンポジウム「ポスター賞」

「動径分布関数から3次元分布関数を構築する新たな方法の開発」

博士学位授与者一覧

こちらをご覧下さい

出身者の進路

修士課程修了者

アクセンチュア、オハラ、ケンコーマヨネーズ、島津製作所、シャープ、神東塗料、東京応化工業、トヨタ自動車、ニトリ、日本ガイシ、パナソニック、半導体エネルギー研究所、ビスキャス、フューチャーアーキテクト、古河電工、三井造船、三菱電機、三菱レイヨン、村田製作所、立命館、JSR

博士後期課程 榊茂好教授研究室(平成14年5月−平成22年3月)を含む

大学・研究機関の教員、研究員、博士研究員、日本学術振興会特別研究員(PD、SPD)、 新日鐵化学、カネカ、東芝インフォメーションシステムズ